美容外科で保険って効くの？

美容外科といえば保険の効かない診療ばかりで高額なお金がかかるというイメージを持ってしまいがちです。しかしきちんと探せば、保険をかけることができるメニューもあります。どうせ施術を受けるのであれば、安くしたいですよね。ですので今回は美容外科で保険の効く治療を紹介したいと思います。

目頭切開

健康保険の適用基準は、治療に当たるかどうか、となります。つまり、美容外科でされる手術のほとんどは、治療ではなくて美しくするとか、そういうことが目的であるから保険が効かないのですね。ですからそれが治療と認められれば保険が適用されます。
目頭切開でなぜ保険が？と思うかもしれませんが、例えばつけまつげが外れなくなってしまって目頭切開をする必要に迫られた、といった場合には目頭切開は治療として必要なことになってくるので、目頭切開に保険を適用することができます。治療が目的であれば保険が適用される、という意味がお分かりいただけたでしょうか？もう少し分かりやすくするために次のフェーズに進みます。

ニキビ治療

思春期の頃にニキビに悩んで皮膚科へ行った方は多いのではないでしょうか。で、皮膚科ではニキビの治療薬などを処方してもらえたと思います。皮膚科でニキビの治療として薬がもらえるわけですから、美容外科でもニキビの治療であれば保険が適用されないとおかしいですよね。といっても美容外科の全てのニキビ治療のための治療方法に保険が適用されるわけではなくて、かなり方法は絞られますが。皮脂を押し出したり、ニキビ治療のための塗り薬の処方などに限定されますが、保険が適用されます。

ワキガ治療

ワキガであると生きていく上で非常に困難が生じる場合もありますので、医師が治療の必要があるほどに重篤なワキガだ、と認めればワキガ治療に保険を適用することができます。医師が認めれば、というのは自分ではワキガが臭くてとても悩んでいても、医師がこの程度の臭いなら心配要らないよ、と判断すれば、保険は適用されないということです。難しいですね、本人は悩んでいるのに・・・。
ワキガ治療で保険が適用される場合、皮弁法という手術が行われることがほとんどです。これはワキガの原因であるアポクリン腺をとっていく手術です。美容外科の場合、保険適用外の診療しか行っていない場合もありますので、ワキガ手術を受けたい場合、その病院が保険を適用させることができる病院かどうかを確認してから診察を受けてください。